【書評】120歳まで生きたいので最先端医療を取材してみた

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皆さんは”長生き”に興味がありますか?

たとえ長生きに興味が無くても、不老や健康には興味があるんじゃないかと思います。実はあなたが思っている以上に現代の医療というのは進歩していて、もしかしたら不老不死の世界はすぐそこまで迫ってきているかもしれません。

本書は堀江貴文ことホリエモン氏が実際に最先端医療の現場へ赴き、取材してきた報告をまとめたものです。

本書を自身の人生にどう生かしたらいいか?

自身もそうですが、家族や友人を救える技術を知っておくというのは大事な事です。いざ病が発覚してあたふたするよりも、事前に把握しておくことで未然に救えるのであればそれに越したことはありませんよね?

また”あなたが近所で受けられる治療”が、最先端医療であるかは疑わしいという部分もあります。常に勉強に励む医師もいれば、今ある技術で出来る事のみに励むという医師もいるでしょう。医師も同じ人間なので様々な人がいます。中には嫌々治療している人もいると思います。

これから紹介する医療は、もしかしたら貴方が生きている内に受けられるか分からない可能性もあります。ですが私は0と1は違うと思っています。

全く知らない貴方より、先の未来を受け入れている貴方なら覚悟が出来ます。この後”ロボットによる遠隔手術”を紹介するのですが、これは全く未知の段階であるあなたであればかなり抵抗がある事なので、やっぱり無縁だとしても知っておくべき事だと私は思います。

本書にて”私が”興味のある項目を抜粋

線虫でがんを検知できる!?

線虫とは、線の形をした動物の総称で細長い糸状の見た目をしています。

深海や高い山など地球上の様々な場所に生息し、細菌やカビなどを食べて生活します。中には動物や植物に寄生し、栄養を吸い取るものなどがいます。

がん検査システム『N-NOSE』具体的な方法

線虫も用いてがんを調査するのですがその方法は簡単で、

100匹の線虫が入ったシャーレ(ガラスの平皿)に希釈した人の尿を垂らすだけ。これだけです。

がん患者の尿であれば垂らした部分へ集まり、健常者であれば離れます。線虫は鼻が利くのでその反応を見て超早期の段階から診断が出来るという訳です。

気になる検査費用はなんと9800円。私達一般人にも手が届きやすい値段です。これで健康が変えるのであれば安いものだと思いませんか?

ほぼ全身のがんを調査出来る上、患者に負担はありません。それほど手間もかかりませんよね?

※実際に調査出来るがんは全15種。大腸・胃・肺・乳・子宮・膵臓・肝臓・前立腺・食道・卵巣・胆管・胆嚢・腎臓・膀胱・口腔・咽頭など。9割弱の精度で調べる事が出来る。

小話※興味がなければ読み飛ばして下さいね★

私の父はつい最近、膀胱がんの疑いがあるという事で3日程入院しました。原因は間違いなく”タバコ”です。

私はタバコの危険性を知ったうえで本人が良いと判断したのであればそれで良いと思うタイプなのですが、気にせず吸っていた父もついに”VAPE(電子タバコの一種)”に変えていました。死を”意識した事”がどうやら怖かった様で、幾度となく家族や看護師に迷惑をかけたそうです。…まったく。

おそらく父は早い段階でがん細胞があると知っても、タバコを吸いつづけたと思います。しかし初期段階で把握しておけば私達家族の”説得の選択肢”は多かったのではないでしょうか?

私も本人がいいなら良いと思ってはいますが、救えるならそれに越した事は無いと思ってますよ。

脳のダメージは再生できるかもしれない。

パーキンソン病やアルツハイマーなど脳の病に悩まされている人は多いと思います。私も元介護士だったのでどんな症状を持った人が居て、家族がどんな苦労をしてきたのか何となく把握しています。支え続けるのは大変な事にくわえ、当然お金もかかります。

まだ症状が出ていない人でも恐怖にかられてしまいますよね。私も残された家族に迷惑をかける位であれば殺して欲しいと思っています。出来れば自分で切るスイッチ、欲しい所ですよね。

脳の再生医療には2種類の方法があるそうです。

①細胞置換型…注入した細胞が神経や心臓になる。

②栄養因子型…患者の細胞に働きかけて細胞の修復を促す。

株式会社サンバイオ:森敬太代表取締役社長は、人間の脳に再生細胞を入れる臨床試験では世界で最も多くの治験を行っている人物だ。

症例数は200以上。何年も車椅子から立ち上がれなかった人物を立たたり、上手く言葉を発する事が出来ない人が日常会話を出来る程回復した例もある。

脳が回復する可能性はあります。脳梗塞などで壊死した細胞に薬を注射すると、その部分は繊維質と通常の中間位なので再生しやすいのです」

※本書抜粋

アルツハイマーは予防できる!?

老化した脳というのは縮んでいるそうです。

サラリーマン等は定年を迎えると妻と二人だけの生活になりますが、奥さんのコミュニティに積極的に参加する事なないので益々一人の時間が増えます。家から出ずに閉じた環境にいると老化は加速していくので、定年を迎えても刺激が必要です。

アルツハイマーの原因はアミロイドβというタンパク質です

これは30代・40代から溜まり始め、脳に集まっていく事で大脳が委縮。記憶の保持が出来なくなります。このたんぱく質がどれほど溜まっているのか調べる為にはがん検査に用いられるPET(陽電子放出断層撮影)を用いると分かるそうです。

発覚した時点でアミロイドβを除去する薬を服用すれば発症しないと考えられており、現在その予防薬の開発が進んでいるそうで、いよいよアルツハイマーへの予防が可能かもしれないとの事です。

※パーキンソン病についてはまだ分からない事が多い為、難しいとの事です。

記憶は変えられる。

①丸い部屋に入れたマウスをしばらくしてから四角い部屋に移す。

②足に電気ショックを与え、部屋から出す。

※マウスは「丸い部屋にいたという記憶」と「電気ショックを受けた」という記憶を持つ。

③翌日。マウスの海馬(脳の部位)に青いレーザーを当てて丸い部屋にいれる。マウスは電気の恐怖により固まってしまう。

※レーザーの光によって電気ショックの記憶を思い出させ、二つの記憶のどちらかを思い出すと連想する様にした。

この実験で分かる事は記憶を変えられる点にあるといいます。つまり私達が持っている記憶は、記憶の積み重ねによる思い込みで作られているという話。

本書では「自我なんていいかげんなものですよ」と研究者の口から語られていました。

意識というのは、記憶の集大成だそうです。

私達が何かを決断する時、決断する前にとある脳の部位が反応しています。つまり私が意識する前から脳は決断をしているのだそうです。脳科学の先生は本書にてこう語っています。

「脳の中に物理的証拠があるから記憶はしっかりしていると思っていたんですけど、人工的に変えられる記憶から生まれる自我って、はたしてきちんとしたものなのかな?なんて思ってしまいますね」

不老のヒント

老化は骨格筋と関係があるとされている。

骨格筋は脳の視床下部にある長寿遺伝子の信号を受けて体の臓器になんらかの作用をおこす可能性が考えられています。つまり老化というのは筋肉だけでなく、脳の老化も原因の一つかもしれないという話。

若いマウスの免疫系を老いたマウスに移植したところめちゃくちゃ若返ったという研究結果があります。脳の再生や免疫系の入れ替え、外科的な治療を行う事で元気なまま長生きできる社会が作れるかもしれませんよ?

「50歳位の時に視床下部に1回薬を投与しておけば、若さが維持できるようになるかもしれない」

と呟いたのを、僕は聞き逃さなかった。

ロボットによる遠隔の手術

現在、実際に”ダヴィンチ”というロボット支援手術を用いて治療を行っている病院があります。患者のメリットとしては、

  1. 身体への負担の少ない低侵襲手術
  2. 回復が早く、入院期間が短い
  3. 高い安全性

等があるそうです。

手術支援ロボット『ダヴィンチ』具体的な方法

医師が内視鏡の画像を見ながら、ロボットアームに取り付けられた鉗子やメスを操作。体内に入れた複眼のカメラで患部の隅々まで把握し、手振れをする事は無いそうです。人がお腹を切開するよりも小さな穴で最低限のダメージに抑える事が出来る様ですね。

ダヴィンチは海外の手術支援ロボットであり、本書で紹介されている支援ロボットは『EMARO(エマロ)』という名前の日本製手術支援ロボットでした。

日本製:手術支援ロボット『EMARO』について

既存のロボットとの違いについて、

  • ジャイロセンサーを搭載、医師が感覚的に操作しやすい※既存のものはボタンや言葉で操作。
  • 駆動部分に空気を利用しているのでなめらかで柔らかい動きの動作が可能
  • 既存のものよりも安価で購入できる

一見患者にはあまり関係がなさそうに見えるかもしれませんが、操作側が使いやすいというのはつまり”治療スピードや正確性があがる”という事です。また安価であればあるほど普及の速さがあがります。

将来的には自宅にいながら遠隔で手術が受けられる未来もあるかもしれません。

…さすがに自宅は無理か。

本書を”ブログ来場者”が購入したくなる項目抜粋

最後にここで紹介はしませんでしたが、皆さんが興味あるかもしれない”本書の目次”を抜粋して紹介したいと思います。気になったトピックスああれば是非購入を検討してみてはいかがでしょうか?

  • 「がん死」はそんざいしない!?
  • メタボになると色が変わる下着
  • ハゲと入れ歯にさようなら
  • 人間は冬眠できるか?
  • 老化のメカニズム
  • 長生きする体型
  • 泥酔して記憶を失う理由
  • カイコ(蛾の幼虫)と人間は似ている
  • 血糖値上昇を抑えるヨーグルト
  • 人間の遺伝子は寄生虫だらけ
  • しゃべるブタ
  • 予測医療と「非死」の時代

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