慣れるとどうって事無い?元介護士が語る”排泄介助”の全て

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生活の中で排泄と言うのは切っても切り離せない部分です。勿論、利用者様は”生きている”ので食事や睡眠、排泄等の処理という業務は私達介護士の仕事となります。今回は私が仕事始めるギリギリまで不安要素の一つであった、”排泄介助”について説明していこうと思います。

※本日は内容が内容なので、気分を害する方がおられるかもしれません。あらかじめご了承ください。またお食事を済ませた上で閲覧する事を推奨いたします。

介護における排泄の”意味”とは?

排泄とは”身体の中の代謝で不要になった老廃物や有害な物質を体外に出すこと”を差します。一般的には排尿と排便の事ですね!介護の世界というのはこの”排泄する”という行為がとても大事になっていて、キチンと便を体外に排出出来ないと利用者様の機嫌が悪くなったり食欲が減退したり、更に認知症が進んだりします。悪い事だらけなので出来るだけ回避したい事柄となります。

その為介護士はいくつかの方法を用いて便が腸に溜まらないよう(宿便というやつですね)にするのですが取り敢えずどんな作業を行っているのか記載していきましょう。

実際に元介護士が”行っていた排泄介助”とは?

排泄介助が苦手な方は、そもそも自分の便でさえ確認する事が出来ない人ではないでしょうか?私もそうでしたが出来る限り進んで「見たいッ!」というものではないですよね(笑)。私も同じ様に考えていたので本当に介護を始める前は嫌でした。

主な排泄介助は何?

私が業務上どこの場面で排泄に立ち会う事があったのかというと、

・1~2時間おきのトイレ誘導

施設や利用者様の体調によりますが、大体1~2時間おきにトイレに誘導する決まりとなっており、必要であればズボンやパンツを介護者が脱がせます。

意思疎通が出来る方の場合は外で待機し、用が終わり次第介護士を呼んで頂きます。完全に自立が可能で自分の意思でトイレに迎える方の場合は便の確認だけさせて貰う様に伝えます。

利用者の用が済み次第、便の確認を行います。

・入浴介助

入浴介助の際、気持ちが良くなり浴槽の中で用を足してしまう方がおられます。また、浴槽でなくても体の洗浄中に排泄される方もおられます。

※年齢により括約筋(肛門の筋肉)が退化してしまい、座る体制になるので肛門が開く為。

便はトイレに流し、排泄後の浴槽は念入りに洗浄します。便が拾えない状態の場合は排水溝に流します。

便の状態を介護記録に記載します。

・臥床/離床介助

利用者を臥床(寝かす行為)・離床(起こす行為)の際にパッド(オムツの中につける両漏れを防ぐ長方形の紙オムツ)の確認を行います。女性の生理用品の形状に近いです。

用を足していた場合は新しいものと交換し、出来るだけ綺麗な状態を保ちます。

・夜勤の巡視

夜勤では2時間ごとの”巡視”じゅんしという見回り業務があります。その際にトイレ誘導やパッド確認を行います。

・ハプニング

いついかなる時も利用者様は便を催し、最悪の場良い漏らしてしまう事があります。

★便の確認:見るべきは”便の種類・大きさ・状態”等です。その後、介護記録に左の情報を記載し、問題がある場合は他の介護士と情報を共有します。例えば「便の状態が緩い場合は大きめのオムツに替えた方が良い」等です。

排泄の主な介助を行うのは大体上記の4点の場合となります。

やっぱり頻度がものを言う?

グループホームでは介護士3名で利用者9名を観る為、どうしても総時間1時間程度は必ずトイレに携わる事があります。自分が担当している利用者様のお腹が緩い場合等は地獄を観ます。

しかし慣れてくると、(特に私は)見た目や匂いは気にならなくなります。これは毎日行われる業務なのでどうしても慣れざるを得ないのかもしれません。慣れと言うものは不思議なもので気が付けば状態を平気で眺めています。

対処方は無い!?

『虎穴に入らずんば虎子を得ず』という言葉があります。この場合全然得たい虎児ではありませんが、取り敢えずあります。やはり最終的には生活のサイクルの一部(作業を流れの一つ)とするべきですが、どうしても難しい場合はまず”自分の便を確認できるようになる”と言う事から始めるのが良いかもしれません。

”他人の排泄物”と意識するのもダメな理由の一つではないでしょうか?私は他人の嘔吐物には耐える事が出来ません。匂いもそうなんですが見た目の部分でアウトです。その場合は私なりの責任感でその場を乗り越えます。具体的には「私がその作業を行わないと解決しない」と自分に強く印象付ける事で気持ちを抑えつける方法です。

そうは言っても匂いはキツイ!…確かにその通りです。私が排泄処理を行っている際、主婦層はせき込んでいました(それも介護士としてどうなのかと思いましたが)。ですからその場合はすぐに窓を開け、どうしても耐えられないのであれば消臭剤を活用しましょう。しかし”匂いがキツイ”と言う事は体調が悪い場合が主です。「いったい何が原因なんだろう?」と思考をそちらへシフトさせれば匂いは気になりません。…あまり気になりません。実際、私はこの方法で乗り越えていました。

具体的に起きた利用者のハプニング

★ケース①★

入浴介助を行っている際に体洗浄用の椅子に座って貰うのですが、タオルでお尻を擦っていると排泄物の付着が見受けられました。どうやら便が肛門から排泄され始めている様です。椅子に座った事により肛門が開いたので排出されようとしていました。

ここで私が犯したミスは、”事前にトイレ介助を行っていなかった事”です。入浴の前にはトイレ介助を行う必要があるのですが失念(忘れて)しており、お風呂で排泄を行う形となりました。その後は便が排泄されないと業務が行えないので、利用者様に何度かふんばって貰いました。それでも便が硬く、排出されないので私はビニール手袋を装着し便を掴んで引っ張る事で排泄が完了しました。

★ケース②★

利用者の方はなかなか自分でトイレのタイミングを掴む事が出来ません。ですから介護士が時間を定めトイレ誘導を行うのですが、タイミングがかみ合わない場合、既に漏らしてしまう事があります。

とある利用者様から便の匂いがしました。足元を見てみるとズボンの裾から便がこぼれています。急いでトイレに誘導しズボンを脱がせると、オムツから便が漏れていました。どうやら便をした状態のオムツで椅子に座った事により、便が潰れてオムツの外へ出てしまった様です。

鼠径部(股間)~臀部(おしり)にかけて便が付着しており、すぐにお風呂で洗浄するか陰洗ボトル(陰部を洗浄するボトル。ボラギノールの様な形状をしており、先端から水が出る)を使用しなければなりません。私は陰洗ボトルに水を入れ、利用者様のお尻を洗浄します。ズボンやパンツは全て新しい物へ取り換え、排泄物が付着したズボンは汚物槽(汚物が付いたものを一時的に水につけておく場所)へ入れます。汚物槽内の衣類は便を良く落とした後、ハイターにつけておきます。

今回のミスとしては便の時間の確認を怠った。という場合もありますが、便の確認をした際に利用者様本人がそもそもトイレ介助を断ったという事があります。少し引け目を感じる場合もありますが、出来るだけ時間になればトイレに行って貰うべきでした。便の清掃に励む介護士に申し訳なさそうにしている利用者様を観て本当にそう思いました。

まとめ

排泄介助については以上になります。私はおそらく”仕事”として割り切れるタイプなので問題ありませんでしたが、ここでつまづく方もおられると思います。それ程”他人の便”というのは気持ち悪いですし、触れたくはありませんよね。私は意外と道路に転がっている犬の糞の方がきつかったりします。

ただ言えるのは考え方次第で人は自分を律する事が出来るという事です。またはどこに集中するかに重点を置くと言うのも良い解決法かもしれません。

医者が開腹した際に臓器を観て怖がっている場合ではありません。お医者さんはおそらく見た目や痛みとかは別に考え、どこの箇所に問題があって何が起きているのか俯瞰で捉える事で対処しているのではないでしょうか?プロとはそういうものです。

厳しい事を言うようですがずっと怯えている人はプロ意識が足りないのかもしれませんね。または自分と関係ないと思っている。

誰にでも初心者の頃はありますし、向き不向きは必ずあります。しかし出来ないままでは、ずっと出来ないままなので取り敢えず積極的に取り組むようにしましょう

その上で出来なかったのであればそれは仕方がありません。貴方はこの仕事に向いていません

そうやって一つずつ、自分の居場所を探していきましょう!それではこの辺で今日はおしまい。ここまで閲覧して頂きありがとうございます。

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