在宅介護の“限界”とは?どこから施設を検討すべき元介護士が考える

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現在では人生“百年時代”と謳われ、幸か不幸か平均寿命が延びています。その為、早期から認知症を患った高齢者を抱えているとその分、家族の方はどうしても自身の人生を削らざるを得なくなります。

前回の記事では主に“家族の方が介護にどう向き合うか?介助とはどうするものなのか?に重点を置いた話をさせて頂きました。今回はどのラインで自分の親・親戚等を施設に入れるべきなのかを考えていこうと思います。

家族が解決したい悩み

介護にてもっとも気を付けなければいけないのが、介護を行っている人と介護を受ける人が共に疲弊してしまう事です。介護施設の職員はもしも分からない事があれば上司や同僚に相談する事が出来ますし、体調が悪い時には作業を変わって貰う事が出来ます。しかし、自宅で面倒を見られている家族は相談する相手がおりません。

そしてどれ位“家族の時間が割かれるのか?”と考えてみると要介護2以下では半日以内で済むかもしれませんが、要介護5になるとほぼ寝たきりなので1日の半分以上介護に時間が割かれてしまいます。そもそも心配性の方であれば被介護者に付きっ切りの場合もあり得ると思います。そうすると自分の人生に時間なんて全く割けなくなります。

正直今文章を書いているだけでも、私は「無理だ…」と呟いています。つまりここが妥協のラインになるのではないでしょうか?私達は家族の面倒を見る義務が世間的にあるのかもしれませんが、家族の為に生きている訳ではありません。一日の半分以上費やしているという事はつまり、“貴方は被介護者の為に生きている”と言えるのではないでしょうか?

勿論私達は家族を愛していますし、感謝もしています。しかし共倒れになる事を貴方を含め、家族は望まないでしょう。限界を感じたのであれば施設を検討してみてください。

限界を感じた場合

まずは相談をしましょう。身近に相談できる方が居ない場合は、地域包括センターや市町村の高齢者福祉施課等があります。これらは専門家の方がおられるので遠慮する必要はありません。自分の為では無く、親の為を思って連絡するんだと自分を奮い立たせましょう!

現在通院している施設やケアプランがあるのなら、プランの見直しを申し出るのもよいかもしれません。その場合は専属のケアマネージャーに負担になっている事を相談し、改善策を聞いてみるのが良いと思います。被介護者は段階毎に病が進行して行くので家族が対応できなくなる事も増えてくるでしょう。その都度、相談してみると良いと思います。

施設への入居を検討しましょう。勿論住み慣れた家で過ごす事は良い事ですが、施設は24時間体制でケアを行ってくれますので自宅に置いておくよりも不安が軽減されると思います。勿論その分費用が掛かりますが、精神・体力・経済面に折り合いがつく範囲はどこなのかを考えてみると良いでしょう。

まとめ

最期まで親を自宅で過ごさせてあげたいという気持ちは痛いほど分かります。しかし施設に入居させる事が親不孝だと思わない様にしましょう。親としてはむしろ迷惑をかけている事自体が申し訳ないと感じている訳なので、一番は“貴方の幸せはどこなのか?”を追求して下さい。

“介護離職”や“介護うつ”という言葉があります。その名の通り、介護によって離職せざる得ないという意味と介護によって鬱になってしまう事を指します。職業の選択肢が減ると言う事は収入が減り、将来に影響が出ます。うつになってしまうと介護そのものを放棄しかねません。最悪の場合、殺人にまで発展してしまう事もあります。心中なんて最も望んでいなかった結果ではないでしょうか?

貴方の変化を他人は気づけません。つまり辛いのであれば貴方の口から誰かに伝えなければいけません。全てを投げ出してしまう前に面倒だと思う事もこなしていきましょう。またあなたの悩みが体力面での事であれば、腕力が無くても被介護者をスムーズに移乗する事が出来る技術や道具が存在します。これらを用いる事で負担に思う事を消していくという方法もあると思います。

取り敢えず貴方が行える事を全てつぎこんで、それでも辛いのであれば早期相談。施設への入居を検討して下さい。私も今後同じように悩む事があると思いますが、決してくじけない様に努めていきたいとおもっています。

本日はありがとうございました!

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