介護の”夜勤”は意外と楽!?元介護士が語る当時のスケジュールと内容

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はい!前回に続いて今回は”夜勤”の業務内容について説明していきます。

夜勤って大変そうなイメージがあるかもしれませんが私の主観で言わせて貰うと、夜勤専属で働かせて欲しいなぁ…と思う程、でした。

夜勤のスケジュールってどんな感じだったの?

私が詰めていた施設では夜勤に配置する介護士は基本一名。各フロアをそれぞれの職員が管理し、一定時間おきに様子の確認と排泄介助を行いながら様子を見てまわります。何か様子に問題があれば別フロアの方へ相談したり、上司やケアマネージャー(介護プランを作り、利用者様の体調を管理する人)に連絡などして問題を解決します。利用者様が転倒などをされ、救急者を呼ぶ場合は家族の方へ事前に連絡するのも介護士の仕事になります。

17:00~”夜勤”出勤

”夜勤”は”遅出”スタッフから申し送り、介護記録作成などの引継ぎを行います。その後夜勤スタッフは薬の確認を行い、遅出スタッフにまだ業務が残っていれば手伝います。

所周りの布巾を回収し、洗濯。冷蔵庫の中身確認。足りないもの(牛乳や卵、野菜等)を補充します。

利用者様の様子を見て居室にて臥床を行います。★睡眠時間に関しては出来るだけ本人の意思を尊重しますが、自力で動けない方等は(遅出が居る内に)優先的に臥床して頂いてました。スタッフが一人になるので少しでも負担を減らす為です。

時間に余裕があれば18:00以降の業務である清掃を行う。

18 : 00~”遅出”帰宅

清掃(箒での床掃き・雑巾がけ・机拭き)を終え、フロアに残っている利用者様を見守りながら介護記録に記入を行う。

19時から眠前の薬を利用者様に飲んで頂き、就寝の準備(着替え)を行う。★眠前の薬は利用者によって飲む時間は様々です。

洗濯が終わり次第洗濯物をフロア内に干します。

※ちなみに朝食については衛生面を考え、深夜帯に作ります。

20 : 00~就寝

ソファ等でうたた寝をしている利用者様へ声を掛け、居室にて臥床して頂きます。★勿論眠りたくないと駄々をこねる方もおられます。あくまでも”催促”してみるだけです。強制はしません。

フロアの電気を消しますが足元が危険なので廊下の電気は付けて起きます。

22 : 00~巡視開始

介護士としての”巡視”とは居室を見て回り、呼吸の確認を取る事です。具体的には就寝されている利用者様に近づいて呼吸の確認を取る。または遠巻きに懐中電灯を照らして体が呼吸している様子を見て判断します。★息をしていなかったりすればすぐに救急車を呼ばなくてはいけません。★懐中電灯で見る理由は、利用者様を起こしてしまう可能性や介護士が近づくことで機嫌が悪くなる事を避ける為です。

また巡視の際に”排泄介助”をします。★利用者様によりトイレの方法は様々であり、介護度が低く自分でトイレに行ける方は好きな時間に行かれますし、介護度が高い方は介護士がおむつを交換します。★慣れてくるとその方が”トイレをしたい周期や量”が分かってくるので交換の時間を調整したりもします。おむつの金額は家族負担になるので出来るだけ効率よく使用する事が大事です。

今後は記載しませんが基本的に巡視の際は”排泄介助”を行います。慣れてくると大体一人当たりの所要時間は5分~10分程度になります。★病院の介護士さんは一人で何十人もの利用者様の排泄介助を行うそうなのでとても大変だそうです。ゆっくりできるのは”有料老人ホーム”の利点ですね。

その後、施設のトイレ掃除を行います。

24 : 00~巡視(2回目)

巡視後、早い人であればこの辺りから”朝食”を作り始めます。朝食のルールと致しましては、”ご飯・味噌汁・何か小鉢に一品”でした。男性などは料理をした事が無い方が多いのでここがネックなのですが、大丈夫です♪私も味噌汁さえ作った事が無い人間でしたが、特に問題はありませんでした。

こういう部分に関して主婦の方は気が利いているので簡単な料理を用意してくれていたり、茹でるだけ、チンするだけで完成する料理を冷凍してくれていたりします。★料理が苦手な男性の方はスーパーで購入した煮豆をチンして出していました。

味噌汁の作り方なんて簡単です。沸騰した水の中に適当に切った野菜・豆腐・わかめ・えのき等を放り込んでお味噌とかつおのしを入れるだけ!★アクセントにかぼちゃなんか入れると甘めの味付けで利用者様に好評だったりします。★作り方が分からなければ携帯で調べちゃえばいーんですヨ。

…話が脱線してしまいました。調理後は蓋をして料理を置いておきます。

2:00~巡視(3回目)

後は朝方まで”巡視”と”介護記録への記入”を繰り返します。それ以外の時間は自由時間ですので実際に眠る訳にはいきませんが、ソファーで休んだり読書等をして時間をつぶします。

4:00~巡視(4回目)

早い人であればこの時間から起き始めるのでフロアの明かりを点けます。起きられた利用者様から、”着替え”と”口腔ケア”、”排泄介助”を行います。

5:00~起床 ※この辺りから記載される事は前記事と同じです。

この時間になると大体の方が起床されるので、起き始めた順番から着替え・トイレ介助・口腔ケア(歯磨き、うがい、おしぼりで顔を拭く)等を行います。その後席に連れていき利用者様の体調を確認する為、温度計で体温。心拍計で心拍数を測ります。★施設のルールで利用者様は朝に牛乳を取る様になっていたので私は大体この時間に牛乳を温めて出していました。

5 : 30辺りになると自分の意思では起きれない方を離床(ベットから起こす事)してまわります。女性の方は力が無いので少し早めに作業を行っていました。また高齢の方は別フロアの介護士にヘルプを頼み、二人で離床介助を行っていたそうです。

★半身麻痺等で身体が動かせない方は、私達介護士が着替えさせなければいけません。私の場合は別途に臥床して(寝て)いる状態で下半身を着替え、車椅子に移乗させてから上半身を着替えていました。★またトイレの便座へ移乗を行う必要があります。出来るだけ本人の意思で足に力を入れて貰うのですが朝なので指示が入りにくく、利用者様自体も力が入れにくいので少し苦労します。

全員を起こした後、朝食を準備(ご飯を温めたり、テーブルへ運んだり)します。私の勤務先では東フロアに炊飯器があったのでお米を取りに行ったりもしました。★朝食自体は深夜帯の時間に作り置きしています。

利用者様に声をかけ、全員で「頂きます」といってご飯を食べます。

6 : 00~朝食

朝食後は再度口腔ケアとトイレ介助を行い、利用者様には自席にて待機して頂きます。その間に食器洗浄と洗濯物(1日1個室、利用者様のシーツ・枕カバー・布団カバーをはがし洗う)を洗濯。

手が空き次第、この間に行った業務や利用者の記録を介護記録(利用者の様子や体調などを記載する用紙)に記載する。★本当は業務を行う度に記録をする必要があるが、とても間に合わないので9:00の申し送りまでに完成させるイメージ。

7 : 00~”早出”出勤

早出の方が来られたら残っている朝の業務(朝食の片づけや利用者様の介助等)を伝え、二人で終わらせる。早出は薬をちゃんと飲ませているかの確認を行い、薬剤の箱を片付ける★業務が間に合わなくても早出の方へキチンと説明すれば大丈夫なので、焦らずゆっくりと業務を行ってください。

洗濯が終わる音が聞こえたので洗濯物を外に干します。特にトラブルが無ければ…。

”夜勤”の方お疲れさまでした♪後は9:00まで介護記録への記載と利用者の見守りをするのみとなります。

”早出”は利用者様のトイレ介助を行いながら朝の業務を済ませる必要があります。朝の業務は主に玄関の清掃(玄関マットをはがし、下を箒で掃く)・施設内手すりの清拭・利用者様が利用されている居室の掃除機がけを行います。

★ちなみに私が夜勤の際は早出の方はほぼいないので、8時までに”早出の業務”以外を終わらせる必要がありました。慣れてくれば問題ないのですが最初は苦労しました。

8 : 00~”日勤”出勤

早出の業務が終わっていない場合は一緒に業務を行う。業務が済んでいれば入浴の準備(服を準備し、お湯を張る)を行う。★入浴自体は9:00以降なのですが早めに準備していました。また気が早い方は9:00の申し送りまでに一人、入浴介助されていました。

9:00: ~”夕勤”出勤

夜間勤務によるスタッフ全体への申し送りを行います。具体的には夜勤中に起きた出来事の詳細を全体で共有。その後朝礼を行い、会社の理念を声に出して全員で言います。その後、夜勤の方は帰宅。

”夜勤”の方、お疲れさまでした!

まとめ

”夜勤”いかがでしたか?

ところで途中気になったかもしれませんが、「これ勤務時間長すぎない?」と思われたかと思います。労働基準法はどうなっているのか?なんて思いますよね。

実は介護職が1日16時間以上の夜勤をしている理由は、「変形労働時間制」を採用しているからなのです。

「変形労働時間制」とは、

変形労働時間制

一定期間(1ヶ月または1年)の労働時間を平均し、1週間当たりの労働時間が法定労働時間(40時間以内)を超えない範囲内で、特定の日または週に、法定労働時間を超えて労働させることができる制度です。

2交代制勤務では、16時間以上と1回の勤務時間が長くなる分、同じ週に休日が増えるので、連休がとりやすくなるといったメリットがあります。

私は赤字のメリットがとても助かりました。出勤日は少ないのに給料は高く、疲労感や倦怠感はありますが実質、常に2日休”みなので遊び放題です。※そこまでは…言い過ぎたかもしれません。

また日勤で感じる精神的ストレスは、夜勤では常に独りなので自分次第でなんとでもなります。一人で働ける事のなんと楽な事か!!…その代わり夜勤の事故は全て自分にのしかかってきます。これは仕事という大前提として当然の事なので私としては特に問題ありませんでした。

ここまで夜勤の”利点”を上げましたが、夜勤専属というのは体の調子を整える事が難しくなるのであまりお勧めはしません。何毎にも理由があり、誰しもが夜勤をしたがらないのはそれが人間としての生活リズムから離れていると知っているからです。

ただ調子を崩す事が無いのであれば、一考するのも手です。「夜勤も出れます」と言えば面接での採用確立もグンと上がる事も間違いありません。さりげなくアピールするのが肝ですよ!

次回は”介護士のトラブル”か”利用者様のトラブル”の記事を書こうかなぁ…?

ここまで読んで頂きありがとうございます!また明日!

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