私は実際にこうしていた!元介護士が語る利用者様への”対応”方法

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認知症を患っているのは理解しているとはいえ、ついつい利用者様の言動や行動に腹を立ててしまう事があります。以前の記事で利用者様への対処法をいくつか紹介しましたが、今回は私が”こうしていた”という実体験で解決法を記載しようと思います。

元介護士はこうしていた!”具体的な対処”法

いくつか私が想像しうる限りの問題とそれに対する解決策を提示しようと思います。

同じ話を何回もされるのですが…

まず認知症言えばこれが典型な症状ですよね。私が働いていたユニット入居されているIさん(90代女性)は何か気になる事があると、5分おきに同じ質問や同じ行動する方でした。具体的には「今日は送ってくださるの?」「本日はお泊り?」と言って、深夜なのに玄関口に何度も向かいます。スタッフを呼び止めるので、作業を中断せざるをえません。

介護の教科書では”机に予定表を書いてみたり、何度も出る同じ質問には「現在時刻」や「○○は○○ですよ」と目で見て理解できるように紙やボードを置いておきましょうと書いてありました。勿論全て試したのですが毎回の様に大きなホワイトボードを用意するのは面倒で、紙に大きな字で○○ですよ!と目の前に貼ってみても、そもそも介護士が”いなくなった”と判断されるとユニット内を動き回ってしまうのであまり意味がありませんでした。

私は最初、いつも”初めて聞くようなリアクション”をしていました。しかしこれでは段々とこちらの相槌も減り、元のテンションのまま会話はできません。しかしテキトーに会話をすると利用者様に感づかれて気分を害されてしまいます。丁度いいのは70%位、真剣に聞く事でしょうか。それなりに真摯に対応できれば互いに疲弊しません。利用者様は会話することが楽しいので、聞く側が飽きたなぁ…と思えば別の話題を振るのも良いでしょう。コロコロ話を変えて「用事がありますので失礼します」と言えば、誰も気分を害さないと思います。自分も楽です。

行動についてですが勿論、怒るや叱るは逆効果になります。かえって意固地になり、いう事を聞いてくれなくなります。ですから腹が立つのを抑え込み、一緒に考えてあげる。自分は味方ですという対応をすると、私達の言う事を聞いてくれたりします。

以前Oさんが「私の洗濯物じゃ!」と怒りながら他人の洗濯物を取り込んでいたという話をしましたが、その際も「ここに名前が書いてあるでしょう?」や「貴方のものではありません」等否定をしてしまうと益々「私の物!」と意地になります。自分が間違った事を言っているという判断がつかない事が認知症なので「じゃあ一緒に探しましょう」や「私がやっておきます」と賛同する方向に持っていきましょう。

徘徊をする

私が夜勤の場合、その方が徘徊される状態になるとずっと見張りが必要になります。そして一切眠らずに朝を迎え、寝不足で不機嫌になります。私も気を張って見守っているので心身共に疲労してし、ついついソファに眠りこけてしまう事がありました。

そこで私が考えたのは居室のセンサ―を取り外し、ユニット間の廊下に設置するというものでした。こうすれば急に外に出ようとする利用者様に気が付きます。最善策は使っていない居室のセンサーを利用する事なのですが、その方はこの状態になると一切眠らないのと分かっていたので、廊下を歩かれる方が大変な事態になると思い、そのように対処していました。こういった事が出来ない施設では触れると”分かり易く音の出る物”を手すりなどに設置すると良いと思います。

例えば自分が閉所恐怖症であり、押し入れに入っておけるかと言えばどだい無理な話だと思います。「外に出る」と言われる利用者様はそういう居たくない場所に閉じ込められていると思っているので、行動自体を止めるのは難しいと思います。

介護士の法では居室に閉じ込める行為や、廊下にバリケードを置くなどの行為を禁じています。ですから私達介護士はそれを行う事が出来ません。本人の意思以外、鍵をかけるのもダメです。施設の玄関は鍵をかけていましたが。

私が試したのは「家族の方が迎えに来られたら起こしますので眠りましょう」や敢えて視界に入る席で作業を行う等を試したのですが、視界に入る席だと「ちょっとお兄さん!」と質問攻めにあい、「眠りましょう」と臥床を促してもすぐに起きられるので堂々巡りになりました。

昼間でも男性スタッフの姿が見えなくなると探し求めて徘徊するおばあさんがいました。「こっちおいで」とスタッフの手を掴みに来られます。体格が”がっしり”としたおばあさんなので、座っている状態のおばあさんに手をひかれると腰を痛めてしまいます。その方は何を言っても会話が成立しない方なので当時は対処しきれていませんでしたが、今思うとその方と真剣に向き合い、真剣に話を聞いてあげる事が大事だったのかもしれません。寂しいのだと思います。

すぐに怒り、言う事を聞いてくれなくなる

こちらが温厚な態度・誠実な姿勢で接していても怒られる方がいます。勿論冷静に対処しなければいけませんが、意外とはっきりとこちらが意見を言う事で溝が無くなったりします。

男性利用者様に多かったのですが、人を見て態度を変える事があります。私達も好きな人嫌いな人がいます。しかし理性があるのでその態度を出来るだけ表に出さない様努めています。その方の性質もありますが、高齢になるとより感情の歯止めが利きにくくなります。ですから私達介護士はいちいち気にしてはいられません。貴方に原因の無い関係の話なので。

であるならば、敢えて自分の意見を言ってみる。というのも良い方向に向かうかもしれません。貴方のストレス解消では無いので罵声を浴びせるのではありません。しかし、貴方は奴隷では無いという事を利用者様に分からせてみてはいかがでしょうか?あくまで対等の視線でちゃんと注意してあげましょう。

どうしても難しい場合は、得意な方に交代して貰ればいいと思います。

まとめ

僕は教科書のやり方は完璧では無いと思っているので、教わった事を100%こなすよりも自分なりに楽な働き方をする方が良いと思います。”楽”をするのでは無く、”楽”しむという意味ですよ?

自分勝手に行ってはいけませんが、自分らしく仕事をしましょう。笑顔が苦手なら真摯な態度を心がけたり、几帳面な姿を見せれば良いのです。貴方の得意な面で勝負した方が貴方が”楽”です。

もうちょっと解決すべき問題があるのですが、文章が長くなってしまったので本日はこの辺にします。本日も当ブログに訪れて頂きありがとうございます。

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